屋台のババァと韓国パチンコ

2005/12/2 FRI  23:30

 



ホテルに帰ってきてもまだ時間があります。まだ夜の12時前なのですから。

それで一緒にきた彼女と共に屋台に行ってみようということになりました。


昔、昭和40年代頃、日本でもいたるところで屋台が繁盛していたと聞きます。
夕方からお店を組み立て、お客さんを集め、朝方になるとどこかへ消えていく。それが屋台です。


韓国では今がその屋台ブームです。というか日本と違い衛生的な管理の厳しさが
甘いようなので、今がブームというより、今後も今まで同様に韓国の重要な文化として根付いていくのではないかと思います。


お昼過ぎのちょっと昼下がりというくらいから屋台の人たちがその日開業する屋台の場所を荷物などでおさえにきます。

日本の屋台とよく似ていますが、違うのは外から見た感じでは中がよく分からないところです。


日本の屋台って暖簾ごしに中が見えたり、イスの間から見える人の足なんかを見て「ここは栄えているな」とか「込んでいるな」とわかりますが
韓国はテントの生地でグルリと周りを囲んでしまっていて外から中が見えないようになっています。
(もしかしたら冬場だからかも知れません。夏に行った事がある人はよかったら屋台がどんな感じか教えてください。)


私たちは屋台の中でもなんとなくおいしそうな感じというかフェロモンというかそのような匂いをたどり歩きました。

釜山ロッテホテルと隣の免税店の周りには「今日はお祭りなのかよ」というくらい屋台が多いです。


100件は軽く突破しています。屋台だけでどれくらいあるだろうというくらいズラーッと屋台です。

そしてしばらく歩くとテント生地で周りを囲っていない屋台がまたズラーーッと並んでいます。

どうもテント地で周りを囲ってある屋台はプルコギとかそういう炒め物系の屋台でテント地で囲っていない方は「韓国版おでん」の屋台のようです。

私たちは韓国というのはもっと麺物が多いと先入観から思い込んでいたようです。
実際ラーメンなどの麺物は中国文化で韓国文化とは違うようです。

その証拠に麺物を扱っているお店は1件もありませんでした。

仮に「ラーメンあります」等と日本語で書いてあってもほとんどが袋に入った即席麺です。

韓国の即席ラーメンって日本でもドンキホーテなんかのディスカウントストアに売ってあるじゃないですか。あれを屋台で出しているわけです。

なので私たちは30分くらい屋台を回り 「麺を食べていないね」 等と話しながら進んでいきました。

 


そうして行く中で、1件の屋台がなかなか感じがよさそうだったので入る事にしました。

というのも、屋台の外で隣の屋台のおばちゃんと、にこやかに話しているその笑顔が感じよかったので、その屋台にしました。

私も福岡に住んでいた頃、屋台でトンコツラーメンを食べたときのムードに凄く似ていてなんとなく海外という感じがしません。

左の写真のように標識も日本にとてもよく似ています。(同じものも多いです)


テント地で囲んであるのは冬の寒いせいでしょう。夏場は囲っていないそうです。

ここだけ写真を撮ったので寂しく見えますが、本当は道沿いにずらーーーっと屋台があるのです。




例えば鹿児島や東北などその土地の「なまり」の強い方言を聞いているような感じで日本のどこかの県のような感じでなんとなく緊張感がとけ、リラックスします。


余談ですがその日の深夜〜明け方にテレビではソウルで大雪を知らせるニュースが流れました。それくらい寒かったです。でもそれ以上に
「この街の事を知りたい」という興味の方が勝って寒さも心地よい風くらいにしか感じません。



ずーっと歩いていて体温が上がっていることもあって寒くないのかも知れません。

屋台の中に入り、おばちゃんと一言二言話すと少々日本語ができるようでした。
少々といってもカタコトの単語が少しだけと言った感じです。



ちょうど日本で言えば、すし屋さん風にしている屋台ってありますよね。
ガラスケースの中にクジラの肉とか入れてる屋台があるじゃないですか。


あんな感じでテーブルと調理台の間にガラスケースがあって中に肉や魚、フルーツがおいてあります。



なんとなく「これ」と指で差したらそれを調理してくれそうな感じが伺えます。

おばちゃんは私たちを見て手の平をガラスケースの左から右に流しました。
どうやら「この中から食べたいものを選んでね」ということのようです。



私と知り合いは、肉が食べたかったので肉を指差しました。
今考えると何の肉かはわかりません。ですが色が綺麗でまだ新しそうな感じだったのでそれにしました。



プルコギっぽい料理が出てきました。

一口食べてみると・・・・・・・うん、旨い!!



なんか日本で食べるプルコギってもっともっと味が濃くてタレの味しかしないものが多いですがこのプルコギっぽい食べ物はその肉から出るジューシーな肉汁に旨味があって奥歯でかむごとに旨味が出ます。

肉はちゃんと火が通っているのに柔らかくて、微妙な歯ごたえが絶妙です。

 

さっきのカルビは何だったんだ!




その後、韓国で食べたものはほとんど、おいしいものが多かったのですが中でもこれは特別おいしかったです。

次に頼んだものは軟骨の炒め物のような感じでした。


これもまぁ旨かったのですが、硬いです。日本で食べた軟骨はすごく柔らかかったように思うのですがこれは硬いですね。

多分、日本の物はよく軟骨をたたいてあるか、品種改良されたものなのか、あるいは薄く切ってあるかなのでしょう。



韓国で食べる硬い軟骨はおいしかったのですが少し日本食の文化にどっぷり漬かっている私にとってはこれは今1つでした。


次に野菜炒めに少し肉が入っていて塩コショウをしてあるものが出てきました。これは普通においしかったというか、日本でも似たような食べ物があります。


私が小学生の頃、土曜日は給食がなくて帰ってきて食べていましたがその時母が作ってくれていた野菜炒めに味が似ていてなんとなく親近感を感じました。


でもその後、私たちは屋台のぼったくりとも言えることに遭遇するのですがこの時はまだ「おいしいね〜」等とグルメリポーターになった気持ちで食べていたのでした。

次に、アナゴを注文しました。

これが失敗でした。もともと臭いが強いのか、アナゴが古いのかわかりませんがなんか生くさいのです。

調理法もフライパンできったアナゴをいためて塩コショウとシンプルなものでした。




私はアナゴと言えばタレで食べるものという「うなぎ」のようなイメージでした
のでこの姿焼きを塩コショウで食べさせるというような調理の仕方は少し馴染めませんでした。


生臭くって、咽喉につかえます。


これはどうしよう。と思いました。彼女をチラッと見ると知り合いも私をチラッと見ています。

お互いにこの料理は気に入らなかったのだと思います。


すると何か注文していないのにスープが出てきました。



このスープ何かはわかりませんがなんか独特の具が入っていておいしいです。
海産物から出たような風味がしますのでそっち系のダシなのでしょう。多分「あさり」「シジミ」のような貝系の味だと思います。

そうしていると次にフルーツが出てきました。

この寒くなってきた冬の時期にナシとみかんが出てきました。



それを食べ終わり、お勘定をお願いすると、おばちゃんは指を5本立てます。
5000ウォンかと思いましたが50000ウォンでした。

 

どうやら頼みもしていないスープやフルーツの価格も含まれたようです。
なんだか知らないうちに食べた事になっていたのでしょう。


たった3皿と果物とスープで50000ウォン日本円で「5000円」です。


まぁ、悪くはないんですがちょっと高いですね。
キムが1日ガイドしてくれる約束の料金が日本円で10.000円なのですから。

35000ウォンくらいがちょうどいい値段かと思います。



でも、この日はお客さんも少なかったみたいですし、なんとなくかわいそうに思い50000ウォンお支払いしてそのお店を出たのでした。

 

 

■韓国のパチンコ事情■


しばらく歩いていると似たような屋台ばかりある事に気が付きます。

どこも同じメニューで変わったものがありません。

なんか変わったものが食べたいと思いブラブラする事、30分くらい。
街並みが日本に似ている事もあり歩くのがなんとなく楽しいです。




街並みの中で気付いたのが「宇宙戦艦ヤマト」の看板がいたるところにあること
でしょうか。最初は日本の映画か何かかと思っていましたがそうではなくなんとパチンコだったのです。

日本では海物語のシリーズが多く導入されていてパチンコ店の建物やノボリ旗に
はキャラクターのマリンちゃんやサム、タコ、エビ、カニ等のポップが貼ってあったり看板にかかれていたりするじゃないですか。

韓国ではそれが「戦艦ヤマト」なのです。

ポップや看板に宇宙戦艦ヤマトが「これでもか!」というくらい書かれています。恐らく韓国では大人気なのでしょう。

で、試しにと言う事で入ってみました。

実は私、自分でもパチンコのホームページを運営するほどのパチンコ好きです。
http://ww7.tiki.ne.jp/~tops/


そんな私でしたがホールに入って驚きました。

ゲームセンターのような感じなのです。ハンドルがなく玉も打ち出されません。
お札を入れると自動的に50回ほどまわるシステムでその間に当たるか当たらないかというものになっています。

パチンコ店によってはスタートチャッカーをはずしてあるものもあります。

基本的に勝ったとしても商品交換だけで金銭には変えられない事になっています。

ですが流石に日本文化を真似る国、韓国です。

パチンコ店の外にワゴン車が止まっていて、その後ろのドアが開いてます。
ちょうど日本の移動式のたこ焼きみたいな感じと言うとわかりやすいでしょうか。

そこで現金に交換しているのです。

(左の写真がパチンコ店の看板になります。右上の宇宙戦艦ヤマトの絵がわかりますか。)



私なんかは「よく警察が取り締まらないな」と思います。韓国は原則としてギャンブル禁止の国ですのに。

そんなパチンコ店が大流行で私たちが徒歩で歩いているだけでも30件近くあります。
しかも6斜線とかの広い国道沿いにです。

そしてほとんどのお店がフル稼動状態です。これにも驚きました。

これは私が思っているだけですが日本でその「戦艦ヤマト」が流行ったのが2004年の中ごろくらいです。で韓国で大流行が2005年末くらいです。

撤去された機種の二次利用をしているのだと思います。

もしかしたら、日本のパチンコ企業が一枚かんでいるのかも知れません。
稼動が悪くなった台を韓国に売ると言う感じで。

そんな古いゲームセンターのようなパチンコ店を出るともう深夜1時になろうとしています。

その日はそこでホテルに帰ったのでした。

 


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