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キムはニコニコして言いました。
「韓国はサカナがおいしいクニ。ネッ!」私たちは同感でした。
いたるところに魚が並べてあり、スペースに無駄が無いように
隙間を埋めながら魚が乗っているザルを置いていきます。
外国の観光客がホテルに帰って調理して食べるとは思えないのですが
それでも外国客は多いです。
その間を地元の韓国の方が買い物をしたり、何かを差し入れしたりしています。
活気というか活力というか「生きよう」とする力が伝わってきます。
キムが言う
「韓国はサカナがおいしいクニ。ネッ!」
と言うのも分かります。
この付近に家を借りてしばらく魚介類だけ食べてみたい気分です。
ちなみに私たちの故郷、福岡県の片田舎も結構新鮮な魚が食べられる方なのですが
このチャガルチのように生きたままの魚やその日の朝取れたものを売っているというところは
少ないような感じがしました。
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何かをキムチにしているようですが、これは何なのでしょう。
次に韓国に行く機会があれば食べたいですね。 |
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まぁチャガルチ市場の中にも売れ行きの悪いお店もあるようで時々、ハエが
たかっていたり、見た目から生魚が乾きつつあったりというお店もありました(笑)
キムチなどを売っているお店もありました。
多分、カニやイカ、その他の魚介類などが売れなかった場合キムチに
して、しばらく保存して売れるようにしているのでしょう。
日本に売ってある「キムチのモト」みたいなものも売ってありました。
あと写真にはないのですがチャガルチの歩道でコーラのペットボトルになにやら粉末状の物が沈んでいる飲み物みたいな物を販売している台車車がありました。
えらく不衛生なようでしたがアレは何を販売していたのでしょうか。
チャガルチ市場を出るとキムが「次はドコにイク?」と聞いてきます。
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別にこれといって是非ここに行きたいという場所もなく、と言うよりはどこも知らない私たちはちょっと迷ったのですがキムのガイドとしての手腕を見込んで言いました。
「キムが知っている所でオススメのところに連れて行ってよ!」
キムはしばらくというか10秒ほど考えていましたが「それでは、ウミのオテラにいくよ」といいました。
〜海のお寺は一番韓国を感じるスポットでした〜
キムが言うには、海のお寺は観光地としては有名なものの少し遠いためほとんどの日本人が
行かないままになっているスポットだといいます。
海岸沿いに立てられているお寺で少しずつ建物と総面積が広がっていっているそうです。
私たちはキムの車に乗り込むと早速出発したのでした。
車で道路を走る中で見える光景のほとんどが大型ビルや大型ホテルが建設中という光景でした。
韓国は発展がめざましいです。
1980年くらいまでは夜になると街中に軍人の警備兵が立っていたと聞きますがそんな国だったことなど考えられもしないほど、今では日本に近い感じがします。
日本でも限られた部分にしかない8斜線の道路(行きと返りで4列づつの道路)が当たり前のように続きます。
とても総人口が4200万前後の国だなんて考えられません。
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海のお寺にある仁王像です。 |
断片的な部分で言えば日本よりも整備が行き届いている部分もあるくらいです。
「ココは新しくロッテが建てているホテルね。次に韓国に来るときはオープンしているとおもうヨ」
キムはそういうと笑いながら釜山の実情をいろいろと話してくれました。
私は疑問に思っていた事をキムにいってみました。
「釜山は韓国第二の都市と言うだけあって道路も建物もとてもすごいと思うけど1つ足りないものがある。それは遊園地。
ディズニーとは言わないまでも大きな遊園地があると随分観光客も増えると思うよ」
キムもこれには同感のようです。
「小さい遊園地ならあるけど大きい遊園地はないネ。大きいのがあればモットいいと思う」
キムとそんな話をしながら山の上の方に上がっていきます。
「ウミのオテラもうすぐヨ」
そういっている内に開けた駐車場につきました。
「ここから歩いていくヨ」
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私たちは歩き始めました。日本で言えば大きな神社の鳥居の前500メートルくらい
にはおみやげ物屋が並んでいたりしますよね。あんな感じで出店や店舗が並んでいます。
日本の人形焼のような感じのものが売られていたり、陶芸品の唐子チックな人形が売られていたりします。
人形焼を買おうかと思い屋台を見ましたが、焼いている生地の中にアンも何も入っていないので、
なんとなくモサモサした食感かもと思い買うのをやめました。
そして右の方にカーブした道を進むと2.5m位の石像が左手に並んでいます。
1、2、3、・・・・・・・・12個です。
よく見るとネズミ、馬などがありますのでひょっとしたらと思い見てみるとやっぱり、12支でした。
韓国でも12支なんだ。と妙に感心しながらさらに進みます。 |
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建設途中の新しい寺院です。 |
進んでいくと階段を下りるように道が続いています。
階段を降り始めると、亀の石像があったり瓦つくりの門があったりしてお寺というより「竜宮城」をイメージしたのではないかと思わせるような門構えです。
そのまままっすぐ暗い感じの石のトンネルみたいなところに入るのですが距離が短いため既に向こう側が見えています。
そのトンネルを抜けると左手に広がる広大な海と右手にそびえたつ、お寺と像が私の目に飛び込んできました。
なんか堺正章がやっていた西遊記ってドラマのエンディングのガンダーラを思い出すようなイメージです。
韓国にもこんな歴史あるところがあるんですね。
(まぁ、あって当たり前なのですが・・・・(笑))
太い大黒柱で作られた仏閣、赤く塗られた柱、歴史的な建物の傍で新たに作られている別の寺の下地、たくさん積まれた新しい瓦には1つ1つに文字が書いてあります。
聞くと瓦代として寄付した人の名前を1枚ずつ書いているのだそうです。
キムが言っていた「有名なところだけど、遠いからあんまりコナイ人が多いネ」
といっていたのもなんとなくわかるような気がします。
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お寺だからという事ではないのですが、韓国の中でも少し漂う空気が違う感じがしました。大きな石壁をくりぬいて(掘ったのかも)中に空洞を作ってありその中に仏像があります。
日本で言うと雪国で「かまくら」って作るでしょ。あんな感じで壁石を掘ってあって仏像がおいてあるわけです。
そして3人ずつ入り礼拝をするようになっています。
ひっきりなしにたくさんの人が入れ替わり立ち替わりその中に入っては出てくるというのを儀式チックにやっています。
私も知り合いと共に中に入りました。
中には仏像の右斜め前と正面、左斜め前にバスタオル位の大きさの絨毯が敷いてあり1人ずつそこで前に進んで令をして後ろに下がり正座してばんざいしたまま
前に体を倒す土下座のような形の礼拝をして何かつぶやいたり祈ったりして再び立つと出て行くわけです。
私と知り合いも「見よう見まね」で同じように祈りました。
ただ、何かを祈るというより心を落ち着けて「是非またここに旅行で来れますように」とだけ念じました。
その「かまくら」を出て少しだけ歩くと、3メートル位の龍の石像がありました。
たくさんの子供の陶器の人形がその周りにびっしりと敷き詰めるように置いてあります。
少しゾッとしました。こんなのってほとんど水子か何かでしょう。
ところがキムが言うには「頭がよくなりますようにて置いてある」そうです。
ちょうど日本で言う「七五三」のイメージでしょうか。
私は初訪問という事もありこの辺りの文化的な事はあまりよくわかりませんでしたが、韓国では儀式的な部分で神社とお寺が一緒になっているような感じがしました。
儀式的な部分でと書いたのには訳があってお寺なのにもかかわらず納骨堂のような部分や日本で言う敷地内のお墓のようなものが見あたらなかったからです。 |
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頭がよくなるようにと言う願いの元におかれた人形たち |
この辺りはキムにも聞かなかったというより後で疑問に思った部分のことでもあります。
海のお寺は少しずつ置物があったり階段があったりしました。
海岸沿いという立地なので仕方ないでしょう。少しずつデコボコした海岸沿いに旨く符合するように建物が建っている感じです。
トイレは流石に昔のお寺なのでちょっと汚い感じがします。
今の30代以上の方はイメージしていただきたいのですが、昔の小学校のトイレという感じです。ツーンと来るトイレ独特のアンモニア臭があります。
やっぱり海岸に近いことで水洗便所にする事ができないのでしょう。
水洗のパイプを通すだけでも、莫大なお金がかかるように思います。
私たちが韓国に来る前に、韓国に抱いていたイメージというのはこんな国のイメージでした。
日本で言うところの昭和35〜45年位のイメージです。
(トイレが臭いというイメージではないですよ(笑))
どう言えば誤解なく伝わるでしょう。「古きよき日本」という表現が私が思っていたイメージだったのです。
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それにしてもこんなヘンピな所にもかかわらず訪問客はお祭りの時の様な多さです。
もっとまばらに人々がいるのかと思いましたが、結構訪問客は多く、何を買うでもなくただ
信仰を目的としてきていたようでした。
キムが言うとおり、日本人は皆無です。
みんなパンフレットでは見た事があるけど遠いから観光としてはどうしても回りきれず避けてしまうのでしょう。
ですが私はこのメルマガをお読みのみなさんにはこの「海のお寺」に来られる事を強くオススメしておきます。
「海のお寺」から帰ってくる時、車の中でキムは言いました。
「韓国はもっと面白い所アルよ。今回はいけなかったけどネ」
私たちは今回行きたかったけど行けなかった「韓国アカスリ」の事を話しました。するとキムはこういいます。
「韓国では韓国の人と日本の人では値段が違うヨ。日本人普通120.000ウォンくらいするネ。でも地元の人だと60.000ウォンくらいよ外貨稼ぎがあるから同じ値段にはできないかも知れないけど私が交渉したら80.000ウォンくらいにはしてあげられるヨ」
と言います。韓国はほとんど、どこでも日本人向けのメニューや日本人向けの価格があるんだなと思いました。キムに出会い、ガイドをしてもらえた韓国「初」旅行。私たちはラッキーでした。
キムは言います。
「女性の団体客がいるなら韓国のテレビドラマのロケシーンに連れて行ってあげるヨ。冬のソナタでデートしていた遊歩道なんか人気が高いから私たちも道、覚えたヨ。
10人観光客がいるなら1人30.000ウォン(3000円)で連れて行ってあげるね」と。
そしてキムは更に言います。
「よく日本のこと嫌い、言う人いるけど私たちは日本語喋れるおかげで、随分生活助かっているヨ、
今は日本からの旅行に来る人多いから日本語話せるだけでスーパーでもホテルでも雇ってもらえるネ。
だから私たちは日本嫌いじゃないよ」
キムは少し困ったような顔をして話しました。
「男性の団体ツアーもできるヨ。女性を求めてくるヒトも多いからちゃんと連れて行ってあげるね。
任せてヨ」
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韓国の車の運転は荒いです。ウインカーなどつけずに右折や車線変更したり平気でします。赤信号でも注意して進むくらいです。
でもキムは比較的安全な運転をするほうではないでしょうか。
私たちはホテルに帰ってくるとキムをペニンシュラに招待しコーヒーをご馳走しました。あのトラがいる喫茶店です。
キムは夜には別の仕事が入っているとかで30分くらい談笑しお別れしたのでした。
「キム、本当にありがとう!!」
私たちもホテルの部屋に帰ると浴室に湯を溜めはじめました。
夜に外に遊びに行きたいから早めに入浴しようという事になったのでした。
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