かぶと虫の育て方
成虫編(せいちゅうへん)


さなぎからいよいよ成虫になり、活発に活動するようになりました。
当たり前の事ですが大人になったかぶと虫はもう腐葉土は食べません。
果物や木から出る樹液を吸いながら生きていきます。
だいたい6月半ばから8月下旬まで生きますが場合によっては11月くらいまで生きたりもします。
(個人的な経験で言えば水分の多いエサを控えて涼しくなっても暖かいところで飼えば長生きするみたいです。)

かぶと虫は自宅で飼っておけば夜の8時過ぎくらいから少しずつ動き始めます。
そして与えているエサを少しずつ食べてたりします。
そのとき口元を見ていただきたいのですが2本の舌を果物に刺すような形で突っ込みます。
舌をよく見るとたくさんの毛みたいなものが生えているのがわかると思います。
その毛で糖分や水分を摂取しているのです。

※摂取(せっしゅ:取り入れること。この文面の場合は食べること)

ちなみに昔の子供向けの絵本などには「スイカを食べるかぶと虫」などがよく書かれていましたが最近では水分が多すぎて早く死ぬとかメスがあまり卵を産まないなどと言われあまり与えないほうが良いと考えられています。
かぶと虫も水分が必要なのでたまには与えてあげますが4日に1度とか5日に1度とか少し期間をあけて与えてあげましょう。

あとは果物なら何でもいいみたいです。私の経験では缶詰のモモやパインなどもたまにはいいみたいです。
よく与えていたのはメロンの皮付近の部分(私たちが食べた後の皮の部分) や、りんご、バナナ、桃(缶詰じゃないもの)等でした。後は黒砂糖を砕いて鍋に入れ水で溶かしてその中に「30対1」の割合で酢を入れて少し煮詰めて、それをかぶと虫が遊ぶ木に脱脂綿にしみこませて与えるととてもいい感じで食べてました。
ちょっと酸味(すっぱい感じ)があると食いつきがいいですね。
もちろん高いエサが良いというわけではなく例えばペットショップなどに売ってある「かぶと虫のゼリー」等でもいいです。

そして、 オスとメスを同じ飼育ケース入れておくと交尾をしやがて卵を産みます。山など自然の多い場所から取ってきたかぶと虫もスーパーやデパートで買ってきたかぶと虫も同じです。交尾をさせて卵を産ませて新しい命から育てたかったら是非やってみましょう。

ただかぶと虫は交尾を終えると天寿をまっとうするのがちょっぴり早くなります。(ちょっぴりですからあまり気にすることはありません。)
ただ卵も欲しい上少しでも長生きしてほしかったらなるべく新しい新鮮なエサを与えあまり触らないことです。あまり触りすぎるのは良くないようです。
あとは、あまり力を使わないでも土の中に潜りやすいように適度な湿り気を与えてあげることです。霧吹きなどで腐葉土にほんの少しでいいですから水分を与えてあげましょう。
長く生きても2ヶ月〜3ヶ月程度でかぶと虫は死んでしまいます。それまでどうぞ贅沢に優雅に暮らさせてあげましょう。

悲しいことですが、やがてかぶと虫は死んでしまいます。多くは腐葉土の上で電池が切れたように動かなくなってしまいます。
土の中で死んでいる場合もありますが私の経験からするとあまり多くはないようです。どちらかといえばメスが土の中で死ぬケースが多いみたいに感じました。

成虫が死んでしまう頃には腐葉土の中ではもう新しい卵が生まれています。
ですが満足にエサを与えていなかったりスイカなど水分の多いエサばかりだったりするとメスが生んでくれた卵が孵らない(かえらない)と言う場合もあります。あとは交尾をしないでも卵だけ生むメス等もまれにいるみたいですがその場合も孵らないでそのまま腐ってしまいます。

私の場合はオス、メスの数はあまり気にしていませんでしたが繁殖などをやっている方などのホームページや本
を読むと
「オス1 対 メス2」あるいは「オス1 対 メス3」程度の数がちょうどいい感じみたいです。



よくある質問集


掲示板に寄せられた中でも代表的な質問をここに掲載してみました。
ここを読んでも解決できない場合は掲示板まで御質問ください。

質問・カブトのことに関してお聞きしたいことがあるのですが、カブトの体長の測り方でずっと悩んでいたことなんですが
    @角の先から尻(羽の後ろ)まで測る
    A顔から尻(羽の後ろ)まで
    のどちらの方法でカブトの体長を測っていますか?
回答・カブトムシの体長の測り方ですが角の先端から羽の後ろまでを測定しています。
    頭角の方が長い種は頭角の先端、胸角が長い種については胸角の先端から測定しています。

 

質問・はじめましてー。このHPをお気に入りに追加してものすごく参考にさせてもらいました。
    昨年、友人からかぶと虫をもらい飼育を始めました。夏の終わりに死んでしまい「やっぱり季節ものだなー、生き物はやはりなー…」と思っていました。
    が、オスとメスがいたので当然ながら「もしや!!!」と思い巣箱を観察。
    おッ!あるじゃん。ビービー弾のような白い粒が。そこでまったくの初心者の我々はなすすべなく、このHPを見つけたわけです。
    卵から幼虫のなったのは7匹、順調に蛹に変身したのも7匹、で今現在成虫に進化した子はなんと!7匹!ばんざーィ!二児の父親ですが新たに7人子供が増えた気分です。
    なんか言葉では言いようのない喜びで一杯です。はい。ですが私が子供の頃つかまえたカブトよりもはるかにチビなんです。オスも二匹いるのですがツノが…メス?
    と思わせる位小さいのでかっこ悪いです。そこで教えていただきたいのですが、今後ツノと身体は成長するのでしょうか? 
回答・初めての飼育で7匹全てが羽化、すばらしい結果ですね。おめでとうございます。

    カブト虫がチビだったのはやっぱり腐葉土だと思います。
    ビービー弾のような玉状から生まれて11月暗いまでにある程度の大きさが決まります。
    そして次は春先の蛹になる前に最終的な体を作ります。つまり幼虫の時の体の大きさがそのまま成虫になる際の大きさに比例するのです。
    なので大きな幼虫を育てたいとお考えなら腐葉土などにこだわってみてはいかがでしょうか。
    また親が小さいと生まれてくること子供も小さいかと言うとそうでもありません。腐葉土の質と徹底した管理で大きなカブト虫はできます。
    http://homepage2.nifty.com/kabutomusihanbai/yohin.htm
    は私の兄貴分のひろさんのサイトですがこちらで自家製の特製マット(腐葉土)が買えます。
    こちらから以前譲っていただいたカブト虫の幼虫はとても大きかったのできっとこのマットの成果だと思いますよ。
    あと成虫になってしまってからはツノと体は成長しません。子供に期待しましょう。  

 

質問・先日はコバエの事を教えていただきありがとうございました。
    「コバエはつきもの」というアドバイスを受けて、とりあえずマットの乾燥には目をつぶり様子をみていました。(蛹室を壊したらどうしようという不安もかなり大きかったです・・・笑)
    そして今日、夕方飼育ケースを覗くと羽化して成虫になっていました!!それも立派なオスのカブトムシです!ツノも立派でした。
    子供も私もすごく嬉しかったです。昨年、カブトムシをくださった、お友達にも写真をみせてあげようと思っています。
    ところで、昨日は留守にしていたので、昨日の晩にでてきたのか、今日の夕方にでてきたのかわかりません。
    別の飼育ケースに移して昆虫ゼリーをあげようとしたら、もぐってしまって出てきません。他にも蛹化しているカブトムシがいるので掘ってみるのも恐い気がします。
    何も食べていないので心配なのですが、乾燥したマットの上にゼリーを置いても大丈夫でしょうか?
    蛆虫のような物は乾燥に負けてしまったようで、蛆虫のような物自体が乾燥しているみたいです。ゼリーを餌にコバエが今以上に繁殖するような事はありますか?  
回答・今回は非常に危険なので少し詳しく書きます。

    まずカブト虫、クワガタ虫共に羽化(蛹から成虫になること)してすぐは何も食べません。
    この時は蛹から成虫になった時の最終的な体内調整をしているためです。
    外側は立派なツノでもまだまだ自分で活発に動き出すまではあまり触るべきではないのです。
    「あれっ動かないぞ」とばかりに無理にエサを近づけたり必要以上に触ったりすると早死にの原因にもなります。
    例えば体が黒くても羽が茶色ならより黒くなるまでは触らない方が良いとお考えください。何も食べなくてもこの期間は全く心配要りません。
    もう、活発になるまで触るのはお預けですよ。(笑)
    あとエサですがマットの表面がうっすらと濡れるくらいに霧吹きで水を与え昆虫ゼリーを与えておきましょう。あまり水をやりすぎるとまたコバエが大量発生します。
    これから2〜5日経つと自分で食べるようになります。
    主に夜の8時以降に動きが活発になると思いますので昼間に土の中に潜っているときなども必要以上に触らないほうが良いと思います。
    (カブトムシをくれたお友達に見せるくらいなら良いでしょう)

    あとコバエはエサを与えても与えなくても発生しますのであまり神経質にならず「当たり前にいるもの」程度に考えておいてください。
    でも無事に羽化してよかったですね。おめでとうございます。 




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