渡邊名誉会長が第84回大阪毎日オープンテニス選手権大会、80歳以上の部シングルスで
見事優勝されました。
渡邊さんの出られた80歳以上の単(複は今回は出ておられません)はエントリーが9名だったので
渡邊さんは7月10日(金曜日)10時より甲子園での準々決勝から開始。
生憎の空模様で雨の降り出す前にと思っていたのですが開始時間が予定と殆ど狂わなかった事、
相手が渡邊さんより6歳上の方で5回とラリーが続かず6−0、6−0とあっという間に終了。
11時開始の75歳ダブルスで一回戦を勝ち抜いた善野・斉藤組がNo.1シードの松原(市大OB)・
辻本組とベスト4を懸けて戦いましたが、途中盆をひっくり返すような豪雨に見舞われ3度、4度と
中断、結局3時近くに再開されたが残念ながら4−6,4−6で準々決勝惜敗。
翌11日(土曜日)に行われた渡邊さんの準決勝の相手は同じ芦屋国際ローンテニスクラブの
5歳年上の水姓(ミズウジさん、前日の準々決勝で昨年の全日本80歳単複のチャンピオンの
滑川さんをフルセットで下したお元気爺さん)と対戦、前日に比べ好天猛暑下で危なげなく
6−1,6−4で快勝と言いたい所でしたが、お得意のフォアーのストロークがいまいちで
2ndセットはやや苦戦。
決勝戦は7月12日、舞台を鳴尾浜の薬業コートに移し昨日に輪を掛けた猛暑、相手は
過去1勝1敗(4年前の75歳以上のカテゴリーでの実績)灘中の5年先輩の川内さん。
両手打ちのフォアーハンド、片手打ちのバックハンドという変則的なストロークから痛烈な
スピードのスライス球と殆ど変わらぬテイクバックから打ち出すドロップショット。
特にバックのドロップショットは超一流の持ち主。初戦で余りストロークの練習が出来なかった
渡邊さんお得意のフォアーは湿りがち、それに4年間のブランクにシングルス用の体調整備が
出来ていなかった事もあり、1stセット最初から3ゲーム続けてノーアドジュースを落とし0−3、
続く3ゲームは同じくノーアドを今度は連取、1stセットは6−4で取ったが、2ndに入るや1stと
全く同じで3ゲームノーアドを落とし0−3、今度も1stと同じように3−3に追いつくかと思ったが
連取出来ず2−4とリードされ、コートのサイドチェンジのときベンチに座る姿が如何にも
しんどそう。
この暑さにあの巧妙なドロップショットを追いかけるのは相当のエネルギーの消耗。
それでも何とか6−6になり7ポイント先取のタイブレークに入ったが川内さんの粘りも此処まで、
1ポイントを落としただけで7−1で取り、見事優勝! 流石ですね。 おめでとうございます。
私の把握している限りでは、今回上記以外のKUTC会員の出場は40歳単複の福永俊介君、
65歳の単の近藤宏君、複の近藤宏・中野堯司組、同じく65歳単で大腸癌手術より人並み
ならぬ努力と気力で復帰した村尾光明君(2回勝って3回戦で敗退)、70歳単の石田敏朗君
(いずれも会場が遠く離れていた為応援出来ず)でした。 |