通信-4

女子部監督挨拶

 田島 克哉

昨年から女子部監督をしております、平成4年卒の田島です。

現在、女子部員は4回生2人、3回生4人、2回生5人の計11名です。残念ながら1回生が

いないのですが、暑さに負けず、元気に、まとまりをもって練習に励んでいます。

最近の学生テニスは、自分達が現役であった頃と比べ、技術的にはかなりレベルが高くなって

います。ジュニアからスクールなどで経験をしている人が増え、上位校もそうですが、神大がいる

4部であっても、「これで4部か」と驚くほどいいショットの打てる選手が多くいます。個人戦でも

層が厚く、本選に上がることは、大変だと感じます。


ただ、気になっているのは、個人戦や団体戦で「0−6・0−6」、あるいはそれに近いスコアで

負けてしまっているケースが多いことです。確かに、インカレ選手になると、上手いだけではなく、

強い選手が多いので、簡単にポイントを取らせてくれませんが、その他の相手であれば、

ポイントを取る、ゲームを取る、セットを取るということはできる、それだけの技術は神大の

選手にも十分あると思っています。

足りないのは、次の3点、

@どんな形でもいいのでポイントを取るという執念、

A相手が嫌だなと感じるほどの安定感(確率)、

B相手の弱点と自分の長所で勝負するための作戦(工夫)


だと思います。

この3点のレベルを上げることができれば、技術的に同じくらいの選手には勝てるようになり、

上位の選手とも結果は負けたとしても、接戦の惜しい試合ができるようになるはずで、その

経験の積み重ねで、試合で勝てる「強い」選手になれると考えます。

これまでの練習でも、これらを意識してやってきていますが、すぐに身に付くものではなく、継続

していく中で徐々にレベルアップするものです。選手にはこれからもこの3つを考えながら練習

してもらいたいと思いますし、OB/OGの方々からも、みなさんのご経験を選手たちに伝え、

ご指導いただければと思います。

いよいよ9月7日からは、関西学生リーグ戦が始まります。今年のチームには、昨年のリーグ戦

に出場したメンバーも残っていますし、明るく、前向きに練習に取り組んでいます。

これまでやってきたことに対する自信と1つひとつの試合に勝とうという強い思いを持って、

今年のリーグ戦に臨みます。

ホーム神大での試合もありますので、OB/OGのみなさんにも、ぜひ会場へお越し頂き、

たくさんの応援をお願いいたします。