神戸大学庭球倶楽部(KUTC)新年会
大寒を過ぎ厳しい寒さの中、1月25日(土)神戸元町牡丹園本館で、神戸大学庭球倶楽部にとっては初めてとも言える新年会が開催された。
 
 昨年3月に発足した庭球部創部100周年記念事業実行委員会の議論の中で、「夏のOB総会だけではなく、冬に忘年会か新年会を開いて、倶楽部員相互の交流をもっと深めようではないか」ということが契機で、本会が開かれたのである。実行委員、学年幹事(02/7制度化)が中心となって、倶楽部員に呼びかけた結果、70歳を超えるグランドシニアから大学卒業後10年に満たないジュニアに至るまでの、この種の会合では初めてとも言える49名の方が出席された。またはるばる東京からは魚住さん(昭33)、根本さん(昭36)、藤本さん(昭37)も駆けつけてこられ、そして紅一点福田あつ子さんにも花を添えていただいた。午後6時40分開宴。
 冒頭渡邉会長(昭28)から、100周年記念
事業の目的、倶楽部活動の
活性化、現役部員の支
援強化、本新年会の趣旨等内容の濃い話があった
。そして岡誠二元会長の
「燦然と輝く吾等の庭球
部――他に比肩するものなきその友情の美しさ、
その団結の強さは70代
の先輩より10代の後輩
に至るまで一貫せる縦の連繋となりて現れている
。この一糸乱れざる縦の
つながりは永久に続いて
行くであろう(50周年記念誌)」を引用され、
「我々は一度原点に立ち戻っ
て反省し、栄光のわ
れらの庭球部と倶楽部の第2世紀をさらに輝かし
いものにすべく、努力する
所存でありますので、
皆様の絶大なるご協力をお願いする」と締めくく
られた。
 引き続き、渡邉会長のご発声で乾杯の後、善野
副会長(昭32)から今回の記念事業の骨格とな
募金活動のあらましと倶楽部員へのお願い、佐
野さん(昭30)から神戸大学庭球倶楽部およ実
委員会の組織体制、曽根さん(昭34)から神
戸大学庭球倶楽部ホームページの開設、市山副会
(昭35)から現役の活動状況等について説明
があった。
現役の面倒を見ていただいている監督
で、会社では要職に就かれ、今一番油の乗ってい
る松中さん
(昭54)の司会で、議事は小気味よ
く進み、会食が始まった。

久しぶりの再会、あるいは初めての顔合わせとは
いえ、そこは同じ釜の飯を食った仲間達、年代を

問わず、すぐに打ち解け、あちらこちらのテーブ
ルで話に花が咲き、笑いが絶えない。少しお腹の

ふくれたところで、全員による30秒スピーチが
始まった。あっという間にタイムオーバーの人、

手短に要領よく喋る人、色々さまざまである。「
寄付のことは任せてください」「家内とよく相談
して」
等寄付のこと、「1部残留で頑張った」「
転落の悲哀を味わった」「戦わずして3部に」等
リーグ戦を
思い出す出来事、会社事業のPRと話
題は尽きない。
この間に、よそのテーブルに移っ
て、ビールを注ぎあい、旧交を温める人、神戸大
学庭球倶楽部の
今後について熱い議論をする人---
会場の雰囲気はは一気に盛り上がり、熱気は最高
潮に達した。
締めくくりに曽根さん(昭34)、
菅井さん(昭30)の神戸大学庭球部及び庭球倶
楽部によせる
熱い思いが述べられ、あっという間
に2時間半が過ぎた。最後に記念写真撮影があり
、お開きと
なった。ふとみると渡邉会長はじめグ
ランドシニアの皆さんの眼にはうっすらと滲むも
のが伺えた。
 出席者一同に満足した顔で、牡丹園をあとにし、帰路につく人、40年ぶりのパートナーと再会し
元町に繰り出す人、さまざまであったが、この熱気を新年会に出席できなかった人たちにも伝え、
楽部員全員が「100周年事業を何としてでも成功させるのだ」という熱願に燃え、それを持ち
続け
れば、長く厳しい道のりではあるが、成功は間違いないと確信した次第である。
なお後日談であるが
、「老若が集まり、盛り上がった。50名近くが集まり、一体感があった。」
「今までのどの会合よ
りも人数が多く、盛り上がっていた」「大勢参加され、よかった」等の声が
寄せられており、OB相
互間の交流、親睦が大いに図られ、次に繋がる予感がされる。