「回想」その2
「むう……」
京一郎は、娘の胎内の強烈な締め付けと、吸い込まれるような蠕動に思わずうめいていた。
熱く潤んだゼリー状の肉ひだが無数に絡みつき、ねっとりと揉み擦ってくる。そこに処女の容赦無い締め付けと、破瓜の痛みによるわななきが加わり、並みの男なら数秒と持たずに弾けてしまうような快感を送り込んでくる。
房中術を極めているはずの彼でさえ、気を抜けばあっという間に果ててしまいそうな、強烈な刺激だった。
(我が娘ながら、何という名器……しかしこの子の中で果てるわけにはゆかぬ)
京一郎は気力を振り絞って、緩やかに動き始めた。
締め付けは尚も強くなり、膣壁の蠕動は、剛直の表面をくまなく刺激し、奥へ、奥へと吸い込んでくる。口唇愛撫でもなかなかお目にかかれないほどの、強烈に吸われている感触があった。内壁が左右にうねり、カリ首を細かな肉粒が密生した部分で擦り回して来たりもする。鳥肌立つ程の魔性の快感だった。
(この動きを無意識にやっているのか……)
半ば失神し、弱々しくあえいでいるだけの京子の美貌を見下ろしながら京一郎は思う。 想像を絶する快感に耐えて緩やかに動きながら、京子の内部を探り、わずかな反応の変化から、弱点を見つけてはそこを重点的に擦ってやる。
「んあぁぁ……ひいっ! ……ひぁっ……あひぃぃぃ……」
京子は立て続けに果てていた。生まれて初めて男のものを胎内に迎え入れ、処女の肉壁に房中術の技巧を駆使して責められて、耐えられるわけが無かった。
秘裂の奥からは、甘酸っぱい香りを放つ大量の淫蜜が湧き出し、檜張りの床にとろとろと流れ落ちてゆく。
やがて京一郎は、京子の勃起の付け根の丁度裏側あたりを集中して責め始めた。カリ首のあたりにコリコリとしこった感触が伝わってくる。
そこには両性具有者最大の急所、輸精管があるのだ。
精巣からの精子を運ぶ二本の管と、前立腺液を運ぶ管がそこで交わっており、丈夫な筋繊維と、感覚神経が複雑に絡み合っている。
そこを責められると、電撃のような強烈な快感と、耐えがたい尿意のような切ない感覚が沸き起こる。
京一郎は、そこを、強く、弱く、捻りを加えながら、ありとあらゆる技巧を駆使して責め立てた。
強制的に二度目の射精を促された京子は、強烈過ぎる快感に、声泣き絶叫を放ちながら、急激に頂点へと押し上げられていく。膣内が嵐のようにうねり、はちきれそうに勃起したピンクの肉柱が、大量の先走りを振りまきながら暴れ回る。
京子の身体が、上に乗る京一郎を弾き飛ばしそうな勢いで反り返り、激しい痙攣の後、硬直し、勃起が激しく脈動した。それと同時に射精が始まり、京一郎と京子の腹部を大量の熱い粘液が濡らす。
「うおおおっ!」
射精にともなって、強烈に締め付けてきた京子の胎内に、京一郎は思わず声を上げていた。剛直が引き抜かれそうに吸引され、先端に柔らかな子宮口が唇のように食いついて吸い嬲る。さらに肉壁全体が蠕動し、赤ん坊の手で激しく扱き上げられているような、堪らぬ快感が襲い掛かってくる。
京子の射精の脈動が京一郎にも伝わり、まるで自分が射精しているのではないかと錯覚するような強烈な放出感を伝えてきた。
(こっ! これが両性具有者の魔性の肉体なのか……なんと甘美な……)
京一郎の背を、堪えきれぬ快感が駆け上った。堪えに堪えていた牡の体液が、意思を裏切って暴走し、輸精管を駆け抜けてくる。
「す、済まん!許せ、京子!」
京一郎はそう言うと同時に果てていた。気が遠くなりそうな快感と共に、娘の胎内に迸らせながら、激しい後悔の念が沸き起こる。
房中術を極めた自分なら、果てる事無く京子に房中術の技巧の殆どを施せると思っていたが、それは甘かったようだ。
京子の肉体は、房中術の達人をも狂わせる、この上なく甘い肉の凶器だった。
ようやく圧搾が緩んだ胎内から己のものを抜き取った京一郎は、すぐさまそこに吸い付き、己の放ったものを全て吸い出し、舐め清めてやった。
「今日はここまでにしよう。京子、よく耐えたな」
やさしい父親の顔に戻ってそう言うと、全裸の京子の身体をすみずみまで洗ってやり、失神したままのその身体を抱き上げて寝室の布団に横たえ、上掛けをかけてやった。
「房中術の修行はこれからだ。今宵はゆっくりと休め……」
しばらくの間、複雑な感情のこもった目であどけないとすら言える京子の寝顔を見つめた後、京一郎は立ち去った。
夜半、京子は目覚めていた。夜明けまでまだかなり間があった。
(世間一般の常識で言えば、私は父様に犯されてよがり狂った、この上なくふしだらな娘という事になるのだろうな)
いまだに身体の奥にくすぶる、強烈な絶頂の余韻を感じながら京子は想う。全身の関節がまだ蕩けたような感じで、呼吸をするだけで甘い疼きが胸の奥に沸き起こる。
(しかし、私は後悔していない……いずれ失うものなら……敵の手によって望まぬ破瓜を散らされるくらいなら…)
そして、父によって与えられたあまりにも甘美な愉悦の記憶に頬を赤らめる。
外は静寂が満ちており、京子は高鳴る胸の鼓動をはっきりと自分の耳で聞いていた。
(また、狂い泣かせて欲しい……そう思うのは、ふしだらな事だろうか……)
京子は布団の上に起き上がる。
上掛けの下は、全裸だった。
枕もとに、衣服が一そろい、畳んで置いてあった。
おそらく、メイドの綾が置いていってくれたのだろう。
京子より二才年下の綾は、幼いながらもしっかりした娘で、メイドというよりは仲のいい姉妹として育てられていた。
もちろん、綾は京子が実の父に抱かれた事など知らない。
京子は、自分の裸身に眼をやる。
形よく膨らみ始めた胸、滑らかな腹部、形のいいへそ、そしてその下に位置する両性具有の性器……その全てに父の、指が、舌が、絶妙の技巧を施していったのだ。
途中からは、あまりの快感に何がなにやらわからなくなり、ただよがり狂うだけだったが、こうして記憶をたどってみると、全身に父が施した濃厚な愛撫の一つ一つ、それがもたらした至上の愉悦が、全て脳裏に浮かんでくる。
見取り……彼女の母から受け継いだ特殊能力である。一度見たもの、その身に体験したものをそのまま記憶し、再現できるのだ。母はその技能を活かし、稀代の名女優として一世を風靡したのである。
「はぁ……」
熱く、甘い声を漏らして、京子は自分の胸に手を当てていた。
しばらく心臓の鼓動を確かめていた手のひらが、ゆっくりと成熟途上の胸をこねるように動き始めた。
形のよい眉を寄せ、背徳感にさいなまれながらも、京子の手は止まらなかった。白桃を二つ並べたような柔肉の隆起を、少女の細い指が自らゆっくりと揉みこねる。手のひらに勃起した乳首の感触が伝わってきた。
そこから伝わる甘い疼きに熱いため息を漏らしながら、京子はツンと上を向いて尖った乳首を快楽に潤んだ瞳で見つめていた。闇の中なので色までははっきりとはわからないが、恐らく興奮で薄紅色に色付いているのだろう。
(こんなに堅くなって、疼いている……)
おずおずと、先端に指を触れていた。痺れるようなくすぐったさが、一瞬で快感に変わる。
無意識に、父が施した房中術の技巧を再現していた。
「くはぁぁ……」
予想を上回る快感に、京子は熱い吐息を漏らしていた。
「くっ、あはっ……うんっ、あんっ……」
仰向けになった京子は、自分の胸の先端部に、房中術の技巧を施し続けていた。
これ以上ないほど硬くしこりきった桜色の乳首を指先でくりくりと揉み回し、乳輪をくるくると指先でくすぐって刺激する。柔肉の中に軽く押し込んで振動させ、乳房全体に広がる甘い愉悦に恍惚の表情を浮かべてのけぞった。
父の指が施した技巧を見事に再現し、淫らな疼きの赴くままに敏感な乳首をいじり回し、堪えきれずに甘い声を漏らし、細く白い裸身を布団の上で身悶えさせる。
左右交互に、あるいは同時に、徹底的に乳首を攻め立てて、覚えたての背徳の愉悦に沈み込んでゆく。
切ない疼きに操られ、京子は延々と自涜の行為を続けていた。
下腹が熱くなり、秘裂の奥がプルプルと痙攣し始めた。興奮と愉悦で桜色に染まった京子の身体も小刻みに震えている。
(ああっ、何かが来るっ……来ちゃう……止められないっ!)
己の指で、彼女は最初の絶頂を迎えようとしていた。
京子の指が、ひときわ強い快楽の波動を胸へと送り込んだ瞬間、それは起こった。
「くああああっ……!」
白い光が視界一杯に広がり、彼女は果てていた。
「はあ、はあ……あ、あ、ああっ!」
下腹に熱い迸りを感じて、京子は声を上げるが、身体はまだ甘く痺れていた。
秘裂の奥から大量の愛液が断続的に迸り、布団を濡らしていた。
熱い蜜が迸り、秘裂と内腿を濡らす強烈な快感に、京子はしばらく放心していたが。
「いけない……どうしよう」
やがてのろのろと布団の上に起き上がり、泣きそうな顔をして、自分の身体から湧き出したもので濡れたシーツを見つめている。
シーツには、コップ一杯分の水をこぼしたぐらいの大きさのしみが出来ていた。
「はぁ……このままにはして置けないな……」
つぶやいた京子は、絶頂の余韻が残る身体でよろよろと立ち上がり、シーツを外し、予備のシーツを押し入れから出して来て、手早く取り替えた。
その股間では、まだ果てていない勃起が、下腹に食いこみそうな程いきり立っていた。
「……まだ、まだ治まらない……疼いている、ああっ、たまらないよぉ……」
秀麗な眉を切なげに寄せ、甘く蕩けた声を上げた京子は浴室に向かう。
二十四時間、いつでも入れるようになっている風呂場だった。
初めての体験で、あまりにも強烈な快楽の洗礼を受けた京子は、己の淫欲に飲み込まれかけていた。元々豊かだった性感が急激に開花させられた事により、理性を圧迫し、絶え間ない疼きに屈服させようとしている。
「……ここなら、辺りを汚しても平気だ……」
つぶやいた京子は、檜の床の上に膝立ちになり、自分の股間を見下ろした。
「ああ……こんなになってる」
きれいなピンク色の亀頭は、欲望の開放を求めてかすかに赤く色付き、鈴口には濃い粘液の雫が盛り上がっている。
触れてもいないのに、やんわりと捻り上げられているような疼きが京子を追い詰めてゆく。
最初はあえてそこには触れず、京子は己の秘裂に指先を這わせた。
(ああ、いつもと違う……開いてしまっている……)
ただの切れ込みのようなものだと思っていた己の秘裂の変化に、彼女は戸惑っていた。 指先にふっくらと盛り上がった、たまらない柔らかさの肉壁の感触が伝わり、触れられた部分が熱い波のような快感を送り込んでくる。
最初は技巧を使わず、ただ、その柔らかさを確かめるかのように指先をわずかにうごめかせていたが、しだいにその動きが大きく、深くなってゆき、それにつれて、淫猥な湿った音が浴室に響き始める。
指先全体で陰唇をこねまわすような動きで責め立てながら、切なげに眉を寄せてカクカクと空腰を使う。
可愛いよがり泣きを上げながら女性器全体を激しくこね回し、重く熱い疼きを急激に未成熟な体内に溜め込んでいく。
「んああっ、ああん、あ、あ、くううっ……くああああっ!」
技巧を使わずに、京子は果てていた。背を弓なりにのけぞらせ、白く小振りな尻きゅっと引き締めて一瞬の無重力感に酔いしれる。
その指先を、秘裂から噴出した熱い蜜がどっぷりと濡らす。
しばらく膝立ちのまま裸身を震わせていた京子は、今度は父の技巧を再現し始めた。指先を小刻みに震わせながら、開き切った肉花の谷間を這い回って刺激する。絶頂の余韻でまだおののいている膣口に、細かく振動する中指の先が浅く潜り込み、淫蜜の飛沫を散らした。
「んおおおぉっ!」
あまりもの刺激に背を丸め、獣のような唸り声を上げて、彼女は果てていた。
先程よりも更に大量の蜜が、一筋の流れのように噴出し、床に広がる。まるで失禁したかのような量だった。
京子は膣道を熱い淫蜜が走り抜ける放出感に意識を持っていかれそうになりながら震えている。
「くはぁぁぁ……ああ……」
淫欲に蕩け、紅潮した顔に喜悦の涙を流しながら、なおも京子の自辱は続く。
細い指先が、快感に目覚めたばかりの後ろの蕾をいじり始めた。放射状の小じわを絞り込んだ薄紅色のすぼまりを、震える指が探る。
いきなり技巧を使っていた。
人差し指を浅く潜らせ、親指との間に薄紅色の柔らかな肉を挟んで優しく揉み回す。
「ふわぁ! あっ! あっ! あああんっ!」
想像以上の甘く切ない疼きが少女の身体を襲い、父の手によって開花させられた性感がさらに開発されてゆく。
指先が何度もすぼまりをほじり、背徳的な快感の波を送り込む。
前のめりになって、頬を床につけ、尻を高く上げた姿勢ですすり泣きながら、己の菊花を攻め立てるその姿は、今日、処女を失ったばかりと思えぬ淫靡さだった。
やがて、人差し指を深々と挿入し、柔らかな内部を指先で探る。括約筋の強烈な絞めつけを感じながら、直腸内をくまなく探り、秘められた快楽の源泉を探る。
「ひんっ!」
風呂場の床に這い、自らの尻穴に深々と指を挿入していた京子の裸身が、ビクン! と激しく反応していた。
指先がついに快楽点の一つを探り当てたのである。我慢のきかぬ少女の指は、すぐさまそこに愉悦を送り込み、それで強烈に果てていた。
「ぴしゃっ」と、音を立てて、秘裂から四度迸った愛液が檜の床に飛沫を上げる。
ちぎれそうに食い絞める蕾の中心からゆっくりと指を引き抜いた京子は、床に仰向けになり、ついに最後の絶頂を迎えるべく、勃起に手を伸ばそうとした。
その手がいきなりつかまれていた。
「京子! なにやら淫気を感じて来てみれば……済まぬ、おまえには余りにも強すぎる愉悦の洗礼であった。修行はこれからだというのに、性急過ぎたな、許せ、京子」
父、京一郎は、京子の身体を抱き起こし、抱擁していた。
「あ、あああ……父様ぁ!」
自辱の場面を父に見られた羞恥で、京子は泣き出していた。
しゃくりあげるその背を優しく撫でてあやしながら、京一郎は、耳元でささやく。
「果てたいであろう、良かろう、寝室で待っているから、心ゆくまで果てたら戻って来い恥ずべきことではない。私が性急過ぎたのだ、許せよ」
「あ、父様……」
喉元まで出かかった言葉を、京子は飲み込んでいた。
そう、これは修行なのだ、愛欲では無い。父の寛容に付け込んで欲望の開放をせがむのは筋違いというものだろう。
父が出ていってからしばらくの間、京子は呆然と座り込んでいた。
(私は己の淫欲に負けてしまった……)
いっそこのまま戻ろうかとも思ったが、股間の疼きがそれを許さなかった。
(やはり、一度は果てなければダメか……なんとも因果な身体だな)
覚悟を決めた京子は、己の勃起に指を絡める。
「ふわあぁ……」
瞬時に視界が白く染まり、京子は快楽の虜になって、勃起に絡めた指を動かし始めた。床に仰向けになり、己の技巧によがり狂う様は、鬼気迫るものがあった。
左手でしごき上げ、右手で先端部をいじり回し、時折、刺激を弱めて愉悦を長引かせ、絶頂への期待を更に高める。
止めどなく溢れ出す先走りを潤滑油の代わりにして、ただ一心不乱に己の勃起を扱きたてる。ふがいない自分を罰するかのように容赦無い責めを施し、絶頂寸前でその手を緩めて自らを焦らしぬく。
堪えきれない所まで自分を追い詰め、京子はとどめの刺激を送り込む。
粘液で濡れそぼった指が先端の小穴を甘く抉り、勃起が弾けた。
待ちに待った放出の快感に震える裸身を、白い粘液が汚してゆく。
数分間そのままで横たわり、余韻を堪能していた京子は、やがてのろのろと起き上がり、身を清めた後、寝室へと戻った。
「治まったか?」
京一郎に問われ、京子は恥ずかしげに頬を染めながら黙って頷く。
「では、もう休め、明日は、おまえをある場所に連れてゆく。そこで更なる修行をする。おまえにはつらい思いをさせるかも知れんが、これも御国の為、いずれおまえ自身を救う為、必ず役立つ時が来る。さあ、もう寝なさい」
「父様……気が昂ぶって、眠れません」
「では、鎮めてやろう」
京一郎の指が京子の喉に当てられ、いくつかのツボを同時に突くと、彼女は瞬時に深い眠りに落ちていた。
続く
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